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【防災のススメ4】防災用品にもトレンド…水の備えは何リットル必要? 

 阪神淡路大震災で「水・食糧」「倒壊」「転倒防止」が防災のキーワードとなりました。その後、東日本大震災後には「帰宅支援用品」、避難所における問題などから「トイレ・毛布」「間仕切り」などが見直されました。また法改正などにより災害への備えも変化しています。

雑貨
6人のペットボトル侍。1日に必要とされる3リットル分です
  • 6人のペットボトル侍。1日に必要とされる3リットル分です
  • 6人のペットボトル侍の髷は個性的
  • 防災の備蓄品等は、震災の経験や法改正によりトレンドがあります。最新の情報を取り入れましょう
  • 2つで1リットルです。最近は1.5リットルのボトルより2リットルのものが主流ですので、1日3リットルの計算はしにくいですね
  • 今回のペットボトルの撮影ロケ地・千葉で限定販売されているチーバくんのミネラルウォーター(販売元:株式会社ブルボン)
 こんにちは、防災訓練生.Sです。今回は防災用品のトレンドについてお話ししたいと思います。昭和40年代生まれの筆者が防災用品を思い浮かべてみると、真っ先に思い浮かぶのは小学校時代に使った防災ずきん。学校の小さな椅子にクッションのように置かれていたものを、年1回の訓練時に頭にかぶった覚えがあります。

◆PETボトル入りの水の普及は1982年から

 はだしのゲンやガラスのうさぎなど、空襲を連想するのであまり好きではありませんでした。そして家には缶入りの乾パン。なぜか氷砂糖が何粒か入っているのですが、それをほじくり出してなめていたことを思い出します。いずれも現在も存在するものですが、一昔前は、それ以外の防災用品の定番というものはなかったと思います。

 たとえばPETボトル入りの水は備蓄の代表ともいえますが、PETボトルが飲料用に普及されるのは1982年の食品衛生法が改正されてからです。ミネラルウォーターなんてものは海外では販売されていましたが、なんだかハイソなものというイメージがありましたし、水と空気はタダだという意識の日本では、水を売るなんてことも考えられないような時代でした。ちなみに、「おーいお茶」で知られる伊藤園が缶入り煎茶を発売したのは1985年だそうです(伊藤園ホームページより)。当時、母親が「お茶にお金出して買うなんて」とぼやいていたことを思い出します。

◆阪神・淡路大震災(1995年)での経験

 当時は大阪の八尾市というところに住んでおり、震源地からは離れていたものの、大きな揺れでベッドのわきに積んであった音楽CDの山が崩れた音と共に目を覚ましたことを覚えています。

 しばらくすると水道管の破裂などによるインフラ不全が市民を襲い、飲料はもとよりトイレに使う生活水は、給水車で配給されることになりました。そして自宅まで運ぶためのバケツが、ホームセンターから消える事態となりました。

 そういう状況でしたので、神戸方面に住んでいる同僚のためにバイクで飲料水やバケツなどの物資を届けに行ったのですが、高速道路は高架が倒れ不通でしたし、国道は被災地に向かう大型トラックが、狭い橋梁の道幅いっぱいに渋滞ではまっていたので、バイクで通るのにもかなりの時間(通常1時間のところ、なんと片道6時間!)を要しました。二輪であれば車の間をすり抜けてスイスイいけるという目論見は見事にはずれ、1月の寒空の中、1日外にいた筆者は、翌日38度の熱を出して寝込むことになりました。

 そのようなことを誰もが経験し、特に水の備蓄は重要な備えだという認識がより一層もたれるようになりました。現在では水は1人当たり3リットルを3日分用意することが望ましいと言われています。

 次回は転倒防止や帰宅支援についての情報をお届けしようと思います。

防災訓練生.S
愛用の文房具は測量野帳。inspiでは防災番や下地先生のイラストも担当しています。いろんな視点で文房具の便利な使い方などを紹介していきたいと思っています。
《防災訓練生.S》

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