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テープのりの地味な進化~「多様性」という豊かさ~

文房具

テープのりの地味な進化~「多様性」という豊かさ~
  • テープのりの地味な進化~「多様性」という豊かさ~
  • ドットライナー(しっかり貼るタイプ)
  • のり面をドット状にしたことで従来品以上の使いやすさを実現
  • テープのりというジャンルを定番にまで押し上げた立役者
  • ドットライナー ホールド
  • 封筒の端に、まっすぐ且つ素早くのり付けできる
  • ドットライナー スタンプ
  • ハンコのようにポンと押し下げれば、ピンポイントでのり付けできる
 画期的な新機能や華々しさはないけれど、地味に進化している定番文具をとりあげるこのコラム。今回のテーマはテープのり。使用する環境や目的にあわせ、多様なバリエーションを持つ「ドットライナー」シリーズに注目したい。

◆文房具の「進化論」

 これまでも「文房具の進化」をテーマにしてきたが、「進化の父」といえばご存知チャールズ・ダーウィンである。今日まで続く進化論の礎となった著書『種の起源』は、今をさかのぼること約180年前、ダーウィンがビーグル号の航海で世界各地を調査した経験から着想を得たといわれている。

 その寄港地の中でも、ガラパゴス諸島は特に有名だ。島々は強い貿易風と海流で隔離されており、ひとつの種から派生した生物がそれぞれの環境に適した独自の進化をとげていることから「進化の実験室」とも称される。イグアナを例にとると、陸上で硬いサボテンを主食とするリクイグアナはアゴが発達しているが、ウミイグアナは海底に潜って海藻を食べるため、岩にしがみつくツメが発達している、といった違いがみられる。

 環境に適した能力を持つものが生き残るという進化の法則は、文房具にも当てはまる。今回はテープのり「ドットライナー」のシリーズを通じて、それぞれの種が持つ生息域と特性の関係をひもといてみよう。

◆種の起源、「ドットライナー(しっかり貼るタイプ)」

 テープのりは、液体のりやスティックのりと比べてシワやダマになりにくく、また乾燥を待たなくてよいのが特長だ。その中でも、のり面をドット状にしたことで、従来品以上の「キレの良さ」や「引きの軽さ」を実現したコクヨの「ドットライナー(しっかり貼るタイプ)」は、テープのりというジャンルを定番にまで押し上げた立役者ともいえる商品である。

 「ドットライナー」はテープのりをひとつだけ持つならコレ!と自信を持ってすすめられるほど、使用シーンを選ばないバランスに優れた商品だ。これを「種の起源」として、現在は様々な使用環境に特化した固有種が多数派生し、テープのりのカンブリア紀といっても過言ではないほどの多様性が花開いている。

《ヨシムラマリ》

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