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作業用ハサミの地味な進化~カタチと機能のステキな関係~

 画期的な新機能や華々しさはないけれど、地味に進化している定番文具をとりあげるこのコラム、今回のテーマはハサミ。

文房具
作業用ハサミの地味な進化~カタチと機能のステキな関係~
  • 作業用ハサミの地味な進化~カタチと機能のステキな関係~
  • ハサミ〈エアロフィットサクサ〉の商品特長
  • エアロフィットサクサ
  • ガムテープもスパッと切れる
 画期的な新機能や華々しさはないけれど、地味に進化している定番文具をとりあげるこのコラム、今回のテーマはハサミ。切るモノが変わり、求められる機能が変わると、そのカタチはどのように変化するのか? 作業用に進化したハサミを通じて、その関係をひもといてみたい。

◆そもそも「文房具」って?

 「文房具」とは、福沢諭吉の著書『学問のすゝめ』にも「書籍を買い文房の具を求めて」とあるように、「文房」で使う用具のことである。文房とは「読書や執筆のための場所」、今でいうところの書斎やオフィスだ。必然、文房具は筆記具やファイルなど、「紙に対して何かするもの」であることが多い。

 しかし、現代の文房具はなにも机のあるところで使われるばかりではない。特にハサミは、ネット通販で届いた荷物の開梱やゴミの分別廃棄など、紙以外のモノを切るのに使用されるケースが増えているのではないだろうか。

 そんな作業用のハサミとして私が愛用しているのが、コクヨの「エアロフィットサクサ」(グルーレスタイプ)である。よりハードな場面での使用が想定されているこのハサミ、進化のポイントはどこにあるのか。構造を「逆読み」して探ってみよう。

◆エアークッションハンドル

 まずハンドルに目を向けると、外側と内側で素材が違うことに気づく。使用中に手が当たる内側には、エラストマーという柔らかい樹脂を使用しているのだ。それに加えて、「エアロフィット」シリーズの名前の由来ともなっている独特の中空形状である。ハサミを使っていて痛くなりがちな場所にこの「エアークッション構造」を設けることで、指への負担を軽減してやろう、という製作者の意図が感じられる。

 私が使っている「ワイドハンドルタイプ」は、左右対称で作業に合わせてさまざまな持ち方ができるスタンダードな形状。また外からはわかりにくいが、刃の根元がハンドルのかなり深いところまで刺さっている。これは、厚みのあるモノや固いモノを切るときも力が込めやすく、またその力を無駄なく刃へ伝えるための工夫だろう。

《ヨシムラマリ》

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