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海洋堂が今度は文房具とコラボ!「ひっつき虫図鑑」誕生インタビュー

雑貨

海洋堂開発担・神尾さん  当開発の経緯など、とても詳しく話してくれました。感謝。
  • 海洋堂開発担・神尾さん  当開発の経緯など、とても詳しく話してくれました。感謝。
  • 成形サンプルのGを筆者愛用の野帳の上にのせてみました。
  • 塗装モデルのG。
  • 企画の元になったスケッチ。
  • この時にはまだ「練消し状の粘着剤」となっており、コクヨの「ひっつき虫」とは指定されていない。
  • 「ひっつき虫」でつながったコクヨと海洋堂のコラボ。
  • 原型を基に工場で作られた量産サンプル(前列)と、工場に塗装見本として提出するマスター(後列)。
  • 練ケシ状の「ひっつき虫」を収める場所も作りこんでいます。
 このたび、精巧な造形物で有名な海洋堂と、文房具のコクヨとの異色のコラボレーションが実現しました。その縁は粘着剤の「ひっつき虫」。

 その情報を聞きつけた筆者は、大阪にある海洋堂本社に伺って、開発担当の神尾さんにインタビューして参りました。

(筆者)こんにちは、よろしくお願いいたします。早速ですが、まずは今回コラボされたカプセルQミュージアムは、いつごろから販売されたのか教えて頂けますか?

(神尾さん)2013年1月に発売が開始されました。恐竜や日本の動物といったものがテーマでした。

(筆者)いろんなテーマがあって楽しいですよね。個人的には歌舞伎の「くまどり」が気に入っています。カテゴリーは多岐に渡っているわけですが、どうして虫(しかも普通は嫌われているもの)にしようと思ったのか大変興味がわきます。「ひっつき虫図鑑」は、どのようにして生まれたのですか?

(神尾さん)窓に虫を貼り付けたら面白いなと思いつきました(笑)。 最初の企画段階では「練ケシ」のようなもので貼り付けるという漠然としたイメージを持っていたのですが、調べてみるとコクヨさんが「ひっつき虫」というものを持っていることがわかりました。ネーミングもインパクトあるし、これはコラボするしかないと思い(笑)連絡を取らせて頂いたところ、意外にもあっさりと快諾を頂きました。

(筆者)なるほど! 偶然からコラボが生まれたのですね。とてもリアルで驚いているのですが、このような生々しいフィギュアが、どうやって造り出されるのか非常に気になります。

(神尾さん)まず観察を徹底することです。手段が造形であって、観察によってリアルなものが生まれます。例えば、ゴキブリなんかは、目から触角が生えているんですよ。

(筆者)ええ!? それは知りませんでした!毛の1本1本までリアルに感じるのは、そのような徹底した観察によるのですね。納得いたしました。どのようにして制作されるのですか?

(神尾さん)まずは“原型”と呼ばれるフィギュアの元となるものを、“造形師”と呼ばれる職人が制作します。フィギュアの出来の善し悪しはここでほぼすべて決まると入っても過言ではありません。
 弊社にはほ乳類から昆虫まで、すべての動物に精通した“松村しのぶ”という造形師がおり、その松村の指揮のもとで、動物フィギュアの原型が制作されます。
 完成した原型を中国の生産工場に支給し金型を製作します。それと平行して、日本で塗装用マスターを制作し、これを元に中国工場で塗装済みサンプルを製作します。中国工場では塗装作業など分担することによって、作業の効率化と品質を保つようにしています。例えば、目玉だけ塗る担当とかに分けて。

(筆者)なるほど。大量生産するために、いろんな工程が工夫されているのですね。貴重なお話をありがとうございました。

 インタビュー後には、モデルを制作している現場も見学させて頂き、リアルな造形を生み出すこだわりを随所に見ることができました。映画「ジュラシック・パーク」も海洋堂さんのフィギュアを参考にしたということを聞いたことがありますが、リアルさの追求の深さに納得いたしました。「ひっつき虫図鑑」をきっかけに、これからも海洋堂と文房具のコラボレーションが生まれることを期待しております。

防災訓練生.S
愛用の文房具は測量野帳。inspiでは防災番や下地先生のイラストも担当しています。いろんな視点で文房具の便利な使い方などを紹介していきたいと思っています。

《防災訓練生.S》

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