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60年という歴史を持つフラットファイルは、文房具界の華麗なる一族かもしれない

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60年という歴史を持つフラットファイルは、文房具界の華麗なる一族かもしれない
  • 60年という歴史を持つフラットファイルは、文房具界の華麗なる一族かもしれない
  • おなじみのスタンダードタイプ
  • 分別不要「オール紙」
  • たっぷりとじられる「スーパーワイド」
  • もう水だって怖くない「PP」
  • 高級感を出すなら「design-select(ハードカラー)」
  • オフィスにマッチ「design-select(ソフトカラー)」
  • 明るくポップな「design-select(ライトカラー)」
 フラットファイルに触れたことがない、という人はいないのではないだろうか。

 筆者が初めてフラットファイルを手にしたのは小学校1年の時。授業のプリントを整理するため、全員に配られた。自分の手で「冊子」が作れることに興奮したのを覚えている。当時はまだとじ具が金属で、それが却って豪華な感じがして嬉しかった。

 そんなコクヨのフラットファイルが今年、発売60周年を迎えた。60年は人間でいえば還暦だ。人によっては定年を迎える年齢だ。孫だっているかもしれない。

 フラットファイル(当時の商品名はレターファイル)の発売が開始された1956年は、日ソ共同宣言が発効され、日本が国際連合に加盟した年だ。石原慎太郎の『太陽の季節』がベストセラーとなり、それを原作とした同名映画も大ヒット。「太陽族」という言葉が一世を風靡した。「フラットファイル」という名称が使われるようになった1964年には東京オリンピックが開かれた。歴史の教科書で見るような時代に、自分の見慣れた文具が既に存在していたというのはちょっと不思議な気もする。

 まさに日本の現代史と共に歩んできたフラットファイル。しかし紙製ということもあり、筆者にとってはどうしても「手頃な消耗品」としてのイメージが強かった。ところがよくよく調べてみると、実は豊富なバリエーションを取り揃えているではないか。一概に「消耗品」と括るにはもったいない、60年の間に進化を遂げてきた“一族”の姿がそこにはあった。

■全てを紙で作ったオール紙製フラットファイル

 フラットファイルといえば、表紙は紙、とじ具は樹脂素材というのが一般的。だが、この「フラットファイル〈オール紙〉」はとじ具から何から全てが紙で出来ている。とじ足は、ねじれや引っ張りに強い合わせ紙ひもを使用。押さえ板には紙パルプを水溶性のでんぷんで固めた紙成形品を使っている。廃棄の際は分別の手間が省ける優れものだ。

■大量の書類も分冊せずファイリングできる厚とじタイプ

 通常は150枚ほどが収容の限度であるフラットファイル。もっと多くの書類を纏めて保存したいという要望にこたえてくれるのが「フラットファイルW(厚とじ)」と「フラットファイルX(スーパーワイド)」だ。前者は収容枚数250枚、後者は400枚を誇る。収容したい枚数に合わせて選ぶことが可能だ。

■水や汚れに強い、耐久性に優れたフラットファイル

 閲覧や持ち運びを頻繁に行っているとボロボロになりやすいフラットファイルの弱点を解消したのが「フラットファイル(PP)」だ。厚く耐久性の強い再生PPシートを表紙に使用することで、水をはじき、汚れをふき取ることも可能になった。更に、カラーバリエーションは7色と、色分類のしやすさも特徴のひとつ。

■多彩なシーンで活躍するスタイリッシュな機能派フラットファイル

 「フラットファイル〈design-select〉(ハードカラー)」は、ビジネスシーンでも活用が可能なシックで高級感漂うカラーリングが目を引く。提案書などの提出資料や配布資料をとじるのに最適だ。また、オフィスにマッチするソフトなカラーをそろえた「フラットファイル〈design-select〉(スタンダード)」、明るくポップな色を使った「フラットファイル〈design-select〉(ライトカラー)」なども展開している。

 他にも、コクヨのフラットファイルには様々な機能を備えた製品が存在する。もはや「いつかは捨てる書類を挟むためのファイル」ではない。安価でありながら高品質で多機能。小学校で配られた水色のファイルしか知らなかった筆者は、華麗なる一族のほんの一部しか知らなかったのだ。60年という歴史は伊達じゃない。

東十条王子
鉛筆シャープの書き心地に夢中です。落書きばかりしています。文房具に関する知識はまだまだなので、勉強していきたいと思います。ちなみに名前は駅名です。どこかの王族ではありません。

《東十条王子》

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