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満票でグランプリ決定! ~「コクヨデザインアワード2016」表彰式~

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満票でグランプリ決定! ~「コクヨデザインアワード2016」表彰式~
  • 満票でグランプリ決定! ~「コクヨデザインアワード2016」表彰式~
  • 授賞式の様子 優秀賞 Kujiraの石川菜々絵氏と前田耕平氏「ぴったりカット」
  • 授賞式の様子 優秀賞 南 和宏氏「マンガムテープ」
  • 授賞式の様子 優秀賞 阿部泰成氏「どうぐのきねんび」
  • 審査員の講評を聞いた後、感想を語るKujiraの前田耕平氏(ぴったりカット)
  • 審査員の講評を聞いた後、感想を語る南 和宏氏(マンガムテープ)
  • 審査員の講評を聞いた後、感想を語る阿部泰成氏(どうぐのきねんび)
  • 授賞式の様子 グランプリ AATISMOの中森大樹氏と海老塚啓太氏「素材としての文房具」
 11月30日、「コクヨデザインアワード2016」の表彰式及びトークショーがコクヨホールで開催された。2016年のテーマは「HOW TO LIVE」。応募総数1,307点(国内:929点、海外:378点)、世界44カ国から集まった作品の中から、一次審査を通過した10点を対象に最終審査が実施され、グランプリは「素材としての文房具」(AATISMO)、優秀賞は「どうぐのきねんび」(阿部 泰成)、「マンガムテープ」(南 和宏)、「ぴったりカット」(Kujira)で決定した。グランプリは満場一致での決定だった。

 コクヨデザインアワードは、使う人の視点での商品デザインを広く一般ユーザーから集めて商品化をめざすコンペティション。2002年(平成14年)のスタート以来、今年で14回を数え、今やプロダクトデザイナーの登竜門ともなっている。過去の受賞作品からは、「カドケシ」や「Campusノートパラクルノ」、「和ごむ」などのヒット商品も誕生している。

◆受賞作品発表 優秀賞は3作品

 今回の審査員は、佐藤可士和氏(SAMURAI代表/アートディレクター・クリエイティブディレクター)、鈴木康広氏(アーティスト)、田川欣哉氏(takram design engineering代表/デザインエンジニア)、植原亮輔氏(KIGI代表/アートディレクター・クリエイティブディレクター)、渡邉良重氏(KIGI/アートディレクター・デザイナー)と昨年に引き続き錚々たる顔ぶれとなった。

 表彰式は、キービジュアルやトロフィーなどの紹介が終わったのち、ファイナリスト10作品の発表へ。ファイナリスト達が緊張した面持ちで登壇し、プレゼンターの植原氏、渡邉氏から表彰状を授与された。

 優秀賞は親指にはめて、手元で感覚的に切れるテープカッター「ぴったりカット」(Kujira)、漫画のコマや吹き出しなどが印刷されたガムテープ「マンガムテープ」(南和弘氏)、自分の道具に記念日として日付を押せるスタンプ「どうぐのきねんび」(阿部泰成氏)の3作品。

 Kujiraの石川菜々絵氏は「はじめてのコンペで様々な壁にぶつかりましたが、受賞できてうれしいです」と話し、同じくKujiraの前田耕平氏は「自分も全てがはじめての経験。(この経験をしている毎日は)まさにテーマの「HOW TO LIVE」とぴったり」と自分の経験がテーマとシンクロしたことを明かした。「マンガムテープ」の南和宏氏は、受賞への感謝とともに「このテーマにじっくり取り組む時間ができたことが受賞につながったと思います」とコメント。「どうぐのきねんび」で受賞の阿部泰成氏は「一人でチャレンジして、途中苦しい時期もあったが、今は受賞をうれしく思います」と喜びを語った。

◆今後のブラッシュアップ次第で大きな可能性を感じる優秀賞

 優秀賞の「ぴったりカット」、講評では、渡邉氏が「発想が新しい。普通はテープに刃がついている。飾りに使うマスキングテープで使ってみると良いかも」と新たな利用法を提示。また複数の審査員から「使った時の気持ちよさ」が伝えられ、それを受けた佐藤氏は「ファイナリストの中で、この作品だけ“装着するもの”でプロダクトの可能性を広げている。ロボティクス、IOTなどと人間の融合が今後あるのではないか。そうしたものも示唆している」と将来におけるプロダクトと人間の関わりにまで言及。

 「マンガムテープ」は、実際に使う人のシーンを盛り込んだプレゼンテーションが好評だった。佐藤氏は「単なるガムテープのデザインではなく“気持ち”も一緒に送るという行為をデザインしている」と評価。複数の審査員からの「コマを自分で書いて埋める自信がないな(笑)」という声に対しては、ターゲットを選ぶかもしれないが、熱中する人はいるだろうといった意見もあり、田川氏からは具体的に物流とのビジネスモデルが提案されるなど、会場も盛り上がりをみせた。

 「どうぐのきねんび」は、既に私物で実体験した審査員が三名おり、鈴木氏は「iPhoneカバーに押した。道具は古くなる程度だが、日付を添えることで、例えば文化祭に使ったなとか、モノと時間の関わり方をみせようとしている」とコメント。改善点としては、ユーザーが押したくなるデザイン、バリエーションを見直してみたら?という指摘もあった。

 次ページでは、グランプリ作品の紹介と講評をお伝えします。
《佐久間武》

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