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手帳って使いこなさなくちゃいけないのか問題~文具自分紀行・その1

文房具

手帳って使いこなさなくちゃいけないのか問題~文具自分紀行・その1
  • 手帳って使いこなさなくちゃいけないのか問題~文具自分紀行・その1
  • 「記録型」の手帳 コクヨのジブン手帳
  • 「計画型」の手帳 コクヨのPat-mi
◆文房具をめぐる自分の内面への旅

 今回より新たにはじまる本シリーズは、私ことヨシムラマリが、日頃から文房具をめぐって「あーでもないこーでもない」と考えていることについて、「文具自分紀行」というタイトルのもとに書いていくものである。思考の道筋…というほどスマートでもない紆余曲折をあえて公開する理由は、それを読む人にもまた「あーでもないこーでもない」と悩む楽しさを感じて欲しい、そしてあわよくばこれを機に文房具の沼に落ちて欲しい、という純粋な下心からである。おいでませ、こちら側の世界へ。

 記念すべき1回目は新年ということもあり、この時期関心が高まっている「手帳」について考えてみたい。

◆「手帳が使いこなせない問題」の問題

「実は私…手帳が使いこなせないんですよね…」

 こちらが文房具オタクであると知ると、少なからぬ人が神妙な面持ちでこう打ち明けてくれる。そのたびに、私は心の中がモヤッとする。そして、「手帳は使われるもんじゃない! 使うもんだ!!!」と叫びたくなるのである(そして、ガマンしきれずに実際に叫ぶこともある)。

 「手帳が使いこなせない」という言葉に、なぜこれほど違和感を覚えるのかといえば、おそらくその裏に「手帳に合わせられない自分を恥じている」ようなニュアンスを感じるからだ。だけどそれって、主客逆転してないか?という違和感である。

 とはいうものの、実は私だってそうやって悩む人の気持ちはよくわかる。すごーくわかるのだ。雑誌や本でみる「達人」の手帳はたしかにキレイでステキで、それに比べて自分の手帳はなんだか雑然としていてスカスカで、まるで自分の人生そのものがスカスカであると否定されたかのような惨めさに枕を濡らした夜だって一度や二度ではない。その感覚は一体、どこからくるのだろうか。

 私は文房具を「情報を取り扱うための道具」である、と考えている。その中でも手帳は「時間」という情報を扱う文房具だ。では、時間とは何か? どのようなことにどれだけの時間を使うかは、即ちその人の人生そのものといっても過言ではない。つまり手帳は、人生の鏡だ。紙面の充実度がそのまま人生の充実度を反映しているような気持ちになるのは、ごく自然な感覚といえるだろう。

 だが、ここで取り違えてはいけないのは、手帳をキレイに埋めるのは「目的」ではない、ということだ。時間をステキに使って人生をステキにするのが目的なのだ。その結果として、手帳がステキに埋まるのだ。「殴り書きでも妙にカッコいい手帳」というのは、その人がカッコいい人生を送っているから自然にそうなっているのであって、カッコいい人間になろうとして手帳に殴り書きをしてもダメなのだ。

 自分の時間の支配者はあくまでも自分。手帳はそれを助けてくれる「道具」であって、目的ではない。まず、ここはしっかりと肝に銘じておきたい。

◆「道具」が使いこなせないのは単なるミスマッチ

 手帳から主導権を取り戻したところで、改めて「手帳が使いこなせない」とはどのような状態なのか考えてみよう。手帳は道具である。そして道具が使いこなせないと感じるのは、単純なミスマッチが原因であることが多い。私が今まで見聞きしてきた中では、以下の3つが特につまずきやすいポイントかと思う。

「自分の目的がわかっていない」
「目的に合った手帳を選んでいない」
「運用がうまくいっていない」

 それぞれ、具体的に見てみよう。

《ヨシムラマリ》

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