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【小学生のノート力】ノートを書くのは誰のため? 「自分のため」に書こう

文房具

私の小1のときのノート。訳も分からず一生懸命書いていました。
  • 私の小1のときのノート。訳も分からず一生懸命書いていました。
  • ノートの目的が違うと、同じ授業ノートでも書き方も変わります。この画像は先生に提出して内申点アップを狙った授業ノート。カラフルでイラストも多いです。
  • テスト前に見直すために書いた授業ノート。シンプルで色数も少なく、知識を整然とまとめています。
  • 太田あや著 『東大合格生が小学生だったときのノート』 講談社より発売中  Copyright (C) Kodansha Ltd. All Rights Reserved.
 小学生の頃を振り返ると、入学するとすぐにノートを与えられ、授業になると当たり前のようにノートを書いていました。

 なんのためにノートを書いているのか、どうしてきれいに書かなくてはいけないのか、そんなことを考えることもなく、誰かから教わることもなくただただ書いていました。

 低学年の頃は「ノートはきれいに書きなさい」と厳しかった母親に叱られないようにすること、そして高学年になると先生に褒めてもらうことがノートをきれいに書くモチベーションでした。でも、そのモチベーションは長くは続きませんでした。

 中学生になるとノートをきれいに書こうが誰も褒めてくれなくなります。それでも、「ノートはきれいに書かなくてはいけない」という思いに縛られて、見栄えばかり気にして書いてばかり…。そうすると、中学、高校と学年が上がり、学ぶ知識が増えていく中、書くスピードが追いつかないようになり、だんだんとノートを書かなくなって、成績も下がってきました。もうどうやってノートを書けばいいのか全然わからなくなっていました。

 大人になり、東大生のノートを取材したときにようやく私は、ノートは書かされているという気持ちではなく、自分のために書いているという主体性がとても大事なんだということに気づかされました。

 ですので、ぜひ、小学生のうちから、ノートは自分のために書いているんだよ、ということを伝えてあげてください。勉強したことがきちんと理解できるように、いつか見直したときにわかりやすいように、そしてノートを書くことを通してもっといろんなことを理解し、勉強が楽しくなるために書いているんだということを伝えてあげてください。

◆ノートを書く目的を考えてみよう

 いきなり主体性を持ってノートを書こう、と言われてもお子さまもどうしていいのかわからないと思います。それを実感として受け取るには、ノートを書く目的を明確にすることが有効です。ただ漫然と先生に言われたまま、親から言われるまま書いていても自分のために書くことはできません。自分自身が、このノートを書くことを通してどうなりたいのか、どんなノートを書きたいのかを明確にしてみてください。小学生が自分で目的を考えるのはとても難しいことですので、そこは親御さんが一緒に考えてあげてください。

 テストでいい点数を取りたいから。
 見直したときにわかりやすいノートにしたいから。
 弱点を克服したいから。
 友達に自慢できるノートを書きたいから。
いろんな理由があると思います。目的をはっきりさせて取り組むことで、自分のためにノートを書いているという気持ちになり、主体性を持って書くことができるようになります。

◆ノートはきれいだけど成績がイマイチなのは?

 振り返ると私自身もそうだったのですが、ノートをきれいに書いているけれど成績がイマイチ振るわない、という場合があります。それは、「きれいに書く」ということが目的になってしまい、「自分のために書く」ということをしていないからです。きれいに書くことが目的では、見た目のきれいさにばかり執着してしまい、無駄に色をたくさん使ったり、時間をかけすぎてしまったり、頭に入りづらい構成になっていたりということが多いです。

 ある東大生が言っていました。
「低学年の頃、ノートはきれいに書こうと一生懸命だったのですが、5年生の時にふとこの労力に見合うだけの知識が頭に入っているのかなと思ったんです」

 そこから彼女のノートは、色とりどりの女の子らしいノートから、赤一色のシンプルなノートに変化しました。東大合格生は、どこかの段階で、早い人であれば小学生の高学年の頃に、ノートは自分が学ぶために書いていることに気づき、自分に役立つノートを書き始めています。この早熟さが東大合格まで知識を身につけることのできる一つの力のように感じました。

 みなさんのお子さまは何のためにノートを書いているでしょうか?
 ぜひ、今晩、ノートを間にお子さまと一緒に考えてみてくださいね。

太田あや
1976年石川県生まれ。フリーライター。著書に『東大合格生のノートはかならず美しい』(文藝春秋)や『超(スーパー)小学生』(小学館)などがあり、教育分野をテーマにした講演会も行っている。小1の息子と3歳の娘の子育てにも奮闘中。

《太田あや》

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