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【小学生のノート力】ノートは黒板を写すだけでいい?…心が動いたことも書きましょう。

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「心が動いたとき」のあいうえお。こんな気持ちになったらメモしよう!
  • 「心が動いたとき」のあいうえお。こんな気持ちになったらメモしよう!
  • なんでも考えずに写す「黒板マネロボット」は卒業しましょう!
  • 授業は黒板だけではありません。「黒板の内容」、「先生のお話(解説)」、「自分が考えたこと」の3つで成り立っています!
  • 太田あや著 『東大合格生が小学生だったときのノート』 講談社より発売中  Copyright (C) Kodansha Ltd. All Rights Reserved.
◆「黒板マネロボット」は2年生まで 

 小学生にいきなりこの3つを書きなさいというのは難しい話です。それでも、小学生の間に、ノートに黒板だけをただ写す「黒板マネロボット」にだけはならないでほしいということだけは伝えてほしいなと思います。黒板さえ書けばいいという気持ちで授業に臨んでいると、だんだんと思考がストップし、ただ写すだけという状態になってきて、授業がつまらないものに感じてしまうようになります。

 小学1、2年生の間は、ノートを書くことに慣れる時期です。ここはまだ先生の言う通りに書いてください。3年生からは、「黒板マネロボット」ではなく、先生の黒板や指示したことに加え、授業を聞きながら「心が動いたこと」を書くように心がけることが大切です。なるほどと思ったり、よくわからないなと思ったり、友だちの意見を聞いて「同じだ」と嬉しくなったり、「違うな」と反対したくなったり。そんなときこそ、感じたこと、考えたことをノートに書いて欲しいのです。そうすることで、主体的に授業に参加するようになり、より理解が深まり、見直しても授業内容を思い出せるノートが書けるようになります。

 たまに「黒板以外のことをノートに書いてもいいんですか?」と心配そうに尋ねてくる小学生もいます。いいんです。ノートは、自分のために書くのだから、自由に書きたいことを書けばいいのです。授業を聞いているそのときの自分をそのまま残すような気持ちで書いてもらいたいです。

◆問題演習ノートにも書こう

 「心が動いたこと」は、授業ノートだけではありません。例えば、問題演習ノート。丸付けをしている最中、いろんなことを考えていると思います。「ここは完璧!」とか「あ、またケアレスミスした~」とか「全くわからないな」とか。そんな風に思いついたこともコメントとして書き残して欲しいのです。

 最初は、親御さんが丸つけするたびに、赤ペン先生になったつもりで、コメントをつけてあげてください。「よくできたね」とか「問題文をちゃんと読もうね」とか。それを繰り返していくと、お子さまの弱点が見えてきます。どの分野が弱いのか、どんなミスをしがちなのか。高学年になれば自分で書けるようになってきます。そのコメントが弱点を見つける手がかりとなってくれますよ。

 学校現場で働く先生方の多くが、成績が上がる子のノートは黒板の内容や先生が指示したことだけでなく+αの内容が充実している子だと言います。その+αこそが、先生のお話のメモであったり、自分の考えを記したものだったりするのです。

 まずは小学生の間に、「心が動いたこと」を書くクセをつけさせてあげてください。「心が動いたこと」を書くと、ノートへの愛情がより深くなっていきます。今年度のお子さまのノートが、たくさんの「心が動いたこと」で埋め尽くされるといいですね。

太田あや
1976年石川県生まれ。フリーライター。著書に『東大合格生のノートはかならず美しい』(文藝春秋)や『超(スーパー)小学生』(小学館)などがあり、教育分野をテーマにした講演会も行っている。小1の息子と3歳の娘の子育てにも奮闘中。

《太田あや》

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