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【小学生のノート力】子どものノート力を上げるために親ができること

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ノートを書くときの6つの約束
  • ノートを書くときの6つの約束
  • 毎日、息子にやってもらいたいことをノートに書いています。学校や習い事の宿題などを忘れないように。私が不在でも一人でできるように。叱った日には落書きされることも(笑)
  • 太田あや著 『東大合格生が小学生だったときのノート』 講談社より発売中  Copyright (C) Kodansha Ltd. All Rights Reserved.
【書くことをいとわない子にするために親ができること】

1.ミスは分析の仕方を教える

 一つめは、ミスは叱るのではなく分析をしてください。計算ミスや漢字のミス、ノートの中で何度も繰り返されるとついつい叱りたくなります。でも、ミスを叱ってもお子さまは自信をなくすだけ。叱る親の方も嫌な感情が残ると思います。また、それが続くと、正解こそが正義だと思い答えを丸写しする子も出てきます。それでは意味がありませんし、楽しくありません。

 ミスした内容=お子さまの弱点は、成績を上げるためのキーです。その弱点を克服すれば、かならず成績は上がるのです。ミスを見つけたら叱るのではなく、その弱点を分析し、それを克服するための方法を考えたほうがより有益です。

 お子さまのミスには傾向があるはずです。ケアレスミスが多い、文章問題の読み間違えいが多い、もしくは分数の計算が理解できていないなど。その傾向を踏まえ「ケアレスミスが多いから、単純な計算問題をたくさんやろう」など克服法を一緒に考えてみてください。弱点を見つけ、それをつぶすための勉強をし、そして克服し達成感を得る。この自信が自ら学ぶ意欲、学ぶ楽しさへとつながってくれます。

2.親子で交換日記がおススメ

 そしてもう一つ。親子での交換日記をお勧めします。交換日記は、ノートを書くという基本を身につけ、そして思いを綴る、伝えるというコミュニケーションの力も養います。そして何よりも親子で書くことを楽しむことができます!

 ノートを選ぶ際は、書く項目が細かく分けられている交換日記用のノートは避けてください。それぞれの目的に合わせてノートを選ぶと良いでしょう。文章を書く力をつけてもらいたければ、縦書きの作文帳、楽しむことを優先するなら絵日記用のノートを選び、絵を描いたり、写真やシールを貼ったりして親子の思い出を記録していくこともできます。

 親子で交換日記をする際に注意することは、親が添削しなということ。字の間違え、ノートの使い方など気にある部分はあると思いますが、そこは目をつぶり、ご自身が書くページできちんとお手本になるよう、文章の書き方、ノートの使い方を伝えてあげてください。最初は出来なくても、親御さんが書くページを見て、お子さんも書き方が変わっていくはずです。

 また、親子の交換日記は、親が強要しては続きません。一番の目的は親子のコミュニケーション。あくまでもお互いが楽しみながらやるということが大切です。親子でどんなノートにしていきたいかを話し合い長ら始めてみてください。コミュニケーションをより深く取りながら、ノートや文章を書く力をつけていける。さらには、思い出となるようなノートを作ることができますよ。
毎日、息子にやってもらいたいことをノートに書いています。学校や習い事の宿題などを忘れないように。私が不在でも一人でできるように。叱った日には落書きされることも(笑)
交換日記はまだ始めていませんが、毎日、息子にやってもらいたいことをノートに書いています。家庭学習の習慣がつくように、学校や習い事の宿題などを忘れないように。私が不在でも一人でできるように。叱った日には落書きされることも(笑)

◆親も書くことを楽しもう!

 最近お会いしたある小学校の先生の言葉が印象に残っています。
 「子どもたちにノートを書かせるときに“楽しむ”をどれだけ意識していたか。自分自身も楽しんで教えていたのかな。少し振り返ってみたいですね」

 ノートを書くことをいとわない子にするためには、伝える大人側も書く喜びや楽しみを共に感じることも大切なのかだなとその時に思いました。もし私が何かを書く時に「あー面倒臭い」と言いながら書いていたら、きっと息子も書くことって辛いんだなと思ってしまいますよね。ノートを書くことは面倒臭いこともあります。大変だったりもします。日々、息子のノートを見て、良いところを見つけてあげてほめたり、叱ったり。あ~、疲れた~と投げ出したくなることもあります。

 そんな時、私は、息子が生まれた時に小学校時代の恩師が送ってくれた手紙を開きます。
 「子どもを育てる中でいろいろと考えることも出てくるでしょう。でも、親がずっと子どもをいつくしんで育ててきたのだという証があれば、子は少々のことを耐えて自分の道を歩んでいけると思う。それが成長の記録であり、学習ノートであるでしょう。一生、書くことをいとわない子に育つかどうかは、小学生のときの育て方、家庭環境で決まると思います」

 この先生の言葉が、私をいつも原点に戻してくれます。親が子どもをいつくしみ育てた証を残す。これが親子でノートづくりをするモチベーションなんだと感じています。 

 ということで、今回でこの連載は最終回です。これまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!これからもまた、本や記事、講演会を通して、ノートの書き方をお伝えしていきたいと思っております。「書くことをいとわない子」が一人でも増えることを祈りながら。

太田あや
1976年石川県生まれ。フリーライター。著書に『東大合格生のノートはかならず美しい』(文藝春秋)や『超(スーパー)小学生』(小学館)などがあり、教育分野をテーマにした講演会も行っている。小1の息子と3歳の娘の子育てにも奮闘中。

《太田あや》

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