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30点なら思い切りほめる!小さな成功体験が子どもを伸ばす

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100点満点中30点なら思い切りほめる!
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子どもにはいつも減点法ではなく加点法で

 私は、親戚のなかで勉強もスポーツもいちばんできない子どもでした。姉もいとこたちも学校トップの成績で、それに比べてお前は、と言われ続けてきたのです。

 でも本当に小さな成功体験をきっかけに、少しずつ変わっていったように思います。

 小学生の時、先生が冗談で算数の難しい問題を黒板に書いて、
「これが解けたらすごいぞ」
と言い残して出ていったことがありました。友だちと休み時間に遊びながらも、私はその問題をずっと考え続けていました。その結果、解くことができ、先生からものすごくほめてもらいました。それから算数が好きになったように思います。

 また、スポーツはずっと苦手だったのですが、中学生の時、勇気を出してバスケットボール部に入りました。練習するうち、やがて意外にも自分が走れることに気づきました。そして、短距離はその頃も遅かったけれど、長距離なら何とかなるかもしれないと、がんばったのです。するとそのうち1,500メートル走で、クラスで一番になることができました。

 さらに、今度は筋力を鍛えてみようと思い立ちます。昔は鉄棒にぶら下がったらそのままで、逆上がりすらできなかったのです。ところがトレーニングを続けたところ中学3年生の運動能力検定では、すべて1級を取ることができました。

 私の例に限らず、このような経験をされた方は多いのではないでしょうか。子どもはほんの少しのきっかけで大きく変わります。だから減点法ではなく、いつも加点法で考えてあげてほしいのです。

自分の子どもなんだから絶対に大丈夫

 100点という満点から比べるのではなく、たとえ30点でも「ここまでできたね」といったんは認めてあげます。そのうえで改善点を探っていくのです。

 時には、勉強しているお子さんの横に座り、
「がんばってるわね。でもこの式を書いてから、次に進めなくて困っているみたいね。この式で何が出たの?」
とか、
「問題文をもう一度読み直して、使ってない数字や条件があるか確認してごらん」
というようなアドバイスをしてあげてください。

 そこで子どもがもし質問にうまく答えることができなくても、
「惜しかったね。でも、ここまで考えられたんだから大したものよ」
「ちゃんと納得できるまで考えようとしているのね。感心ね。そういう努力は必ず実を結ぶわよ」
というほめ言葉を子どもにかけます。なかなかほめることができない時でも、
「一生懸命お母さんに説明しようとしてくれたのね。そういう気持ちがうれしいわ」
と、ねぎらってあげてください。

 必要なのは、自分の子どもだから大丈夫という絶対的な信頼感です。それにより子どもも、自信を失った時やつらい時でも、自分を信じてがんばり続けることができるのです。

御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方(西村 則康 著/アスコム)より「最強頭脳のベースをつくる23の法則」
《リセマム》

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