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~楽しく働く暮らしを探して~いまコワーキングスペースは五反田が熱い

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小山拓さん◆コワーキングスペース「VACANCY OFFICE GOTANDA」を運営する株式会社トゲル代表)
  • 小山拓さん◆コワーキングスペース「VACANCY OFFICE GOTANDA」を運営する株式会社トゲル代表)
  • コワーキングスペース「VACANCY OFFICE GOTANDA」の掲示板。いろんな方が利用されていることが窺える。
  • コワーキングスペース「VACANCY OFFICE GOTANDA」の1階入り口付近。
  • 小山拓さん◆コワーキングスペース「VACANCY OFFICE GOTANDA」を運営する株式会社トゲル代表)
  • 姫野大輔さん◆コワーキングスペース「VACANCY OFFICE GOTANDA」のヘビーユーザー(というか相棒?)
  • Vacancy OFFICE 勝浦「フィッシング & 極寒キャンプ」◆廃校を利用してキャンプ。 ※許可を取って実施しています。
  • Vacancy OFFICE 勝浦「フィッシング & 極寒キャンプ」◆すぐ近くにきれいな海が広がる。
  • ~楽しく働く暮らしを探して~いまコワーキングスペースは五反田が熱い
 最近コワーキングスペースってよく耳にしますよね。パソコンや通信インフラの普及によって、どこでも仕事がしやすい状況なったため、ビジネスパーソンが利用する共有スペースや、一時的に利用できる場所やサービスも、とても多様になっており、そのほかに、レンタルオフィス、シェアオフィスなどもあります。

 一時的に立ち寄れる場所としては、90年代後半に法人契約による時間貸しオフィスなどが出現しました。2000年頃には「丸の内カフェ」のような、仕事の合間にビジネスマンが無料で利用できるオフィス街の空間が注目を浴びた時代もありました。その頃は、パソコンを開いて仕事をする人はまだ少数だったと思います。2010年代になるとスマホやタブレットが普及し、Wi-Fiなどの通信インフラが整うと、カフェなどで仕事をするノマドワーカーが出現しました。筆者もネットカフェなどを出張先などで利用しておりました。そしていま、働き方改革の中で、多様な働き方を支えるコワーキングスペースの存在感は増しているように思います。

 そこで、現在のコワーキングの実態を探るために、五反田にあるコワーキングスペース「VACANCY」を経営されており、誰よりも「楽しく働く」ことを実践されている(と筆者が勝手に思っている)小山拓さんにお話を伺ってみました。

VACANCY OFFICE GOTANDAの掲示板は利用者の多様性があふれている
(写真)VACANCY OFFICE GOTANDA

◆五反田に初のコワーキングスペースを開業した意外な理由

-コワーキングスペースを開かれたきっかけは何だったのでしょうか。

小山さん:
2012年くらいのことですが、IT企業の営業をしている時に、渋谷などでコワーキングスペースを利用することがあって、おしゃれで洗練された働き方に興味を持ったのがきっかけですね。自分でもやってみるかと思い、いくつかのコワーキングスペースを回ったりしましたが、テナント賃貸料がの課題が大きくなかなか実現できないでいましたが、自身が働く会社の8階建て雑居ビルが半分くらいテナント空きであり、その中の1フロアは確実に1年以上は入居されていないので、ビルオーナーにはなしを聞いてみるとわざと空けている訳ではないことが判りました。まぁ普通はそうですよね(笑)

 その時、これはチャンスではないかと思ったのです。ビルに空室が多いと治安面も不安ですし、不人気なところは契約も取りづらいものす。そこで、「次が決まったらすぐに出ていくので、タダで貸してもらえませんか?ビルを活性化させませんか?」と持ちかけたんです。交渉した結果、「テナント募集中」の状態で借りることができて、レベニューシェアにすることで固定の賃貸料なしで開業することができました。

-さすが営業ですね!(笑)事業としては儲かったのでしょうか?

小山さん:
収支トントンで儲かりはしませんが、出会う人の幅が広がって面白かったです。新しい入居契約が決まったので約束通り出ていくことになったので、次を探している時に、すぐ近くに現在のVACANCYオフィスを見つけました。

-どうやって見つけたのですか?

小山さん:
歩いて見つけました(笑)廃墟みたいに見えたのですが、ググってみたらテナント募集していたので、契約して始めました。

◆五反田ではじめてのコワーキングスペース

-開業された当時は、コワーキングスペース自体が知られていなかったのではないですか?

小山さん:
そうですね、コワーキングスペースって言葉が定着したのは2014年頃からのように思います。2013年の開業当時は、この辺りには1店舗もありませんでした。

-五反田というロケーションはいかがでしょうか。

小山さん:
VACANCYが五反田で初めてのコワーキングスペースだったのですが、いまは6店舗あります。(※1)五反田には雑居ビルが多く、目黒や恵比寿、渋谷などに比べてテナント料も安いという不動産的な特徴と、渋谷に近いこととや、大企業が多い大崎、品川にも近いので、その関係者に利便性が高いという地理的な特性から、コワーキングのロケーションとして人気が出てきています。
(※1 2017年12月時点)

◆多様で面白いコミュニティ。最近ではスタートアップが増えている。

-どんな方が利用されているのですか?

小山さん:
昔は、起業を目指す方や、フリーランスや士業のような個人で仕事をしている方が多かったのですが、スタートアップが多くなりましたね。世界にうって出るという感じが増えてきています。VACANCYの特徴でもあるのですが、シェアオフィス的な感じになっているので、お互いに手伝ったり、例えばエンジニアが足りなかったりすると近くの人に相談するとか、そういう感じで利用者の方たちの仕事が拡がっていったりしていますね。

VACANCY利用者のエンジニア姫野大輔さん
(写真)VACANCY利用者のエンジニア姫野大輔さん。仕事での利用のほか、イベントなどにも参加されている。(現在は株式会社アベリオシステムズに所属)

-VACANCYヘビーユーザーの姫野さんに伺いたいのですが、コワーキングの魅力ってなんでしょうか。

姫野さん:
僕はフリーランスで10年やっていたので、発注先のオフィスへ打ち合せに出ることが多かったんです。その合間に、1日カフェを3件くらいハシゴしたりすることもありました。自習室みたいなところも行ってみましたが、仕事利用は禁止されていたりして、前は仕事する場所に困っていましたね。そんな時にIT系のイベントに参加したことから、コワーキングスペースというものを知り、発注先が多い横浜のTANEMAKIというコワーキングスペースを利用することになりました。その後都内へと仕事が広がった頃に他のコワーカーからVACANCYを教えてもらい、それ以来利用させて頂いています。自宅に仕事スペース作ったりもしましたが、集中できないことが多いですし、何より誘惑が多い(笑)ので、コワーキングスペースの方が自分には向いています。意外とリモートワークが効率的とは限らないんです。VACANCYでは他のコワーカーの方たちとコミュニケーションがとれて居心地がよいのも通っている理由です。

◆今後の展開

-多様な働き方を支えているコワーキングですが、今後どのような展望をお持ちですか?

小山さん:
一例ですが、最近では千葉県勝浦の廃校を利用した「VACANCY OFFICE 勝浦」を一時的に運営しました。2018年春に「シェアキャンパス清海学園」として再起動されるまでの時限付きの活動です。常駐もなく、特別なアクティビティもないのですが、「天気いいから勝浦で仕事するか~」とか、「思い立って気軽にキャンプしにいく」とか、そんな場になったら面白いかと思って。(笑)コワーキングの経営としてやれることは、「場所を拡げ利用者を増やす」「シェアオフィスを作って単価を上げる」「会議室をつくる」などになると思うのですが、それだけではつまらないので、地域とつながるような関係を全国に作れたらいいなと思ってます。

 Vacancy OFFICE 勝浦「フィッシング & 極寒キャンプ」
(写真)VACANCY OFFICE 勝浦「フィッシング & 極寒キャンプ」に筆者も参加してきました。20人超える参加者で、知り合いは小山さん一人でしたが、とても楽しめました。

◆最後に

 自然体でとても楽しそうに働いている小山さんの人柄に惹かれてか、VACANCYにはオープンで多様な個性が集まってきています。そこでの出会いは、人生を豊かにするきっかけを与えてくれる、そんな感じがしました。楽しく働くためには、自分の仕事や生活の中で何を大切にするかをしっかり認識することが、必要なのだと思います。経済的な成功、仕事で得られる名声だけではなく、気の合う仲間と仕事することや、家族と過ごす時間などに目を向けている小山さんからは、そんなことを示唆頂きました。

 VACANCYでは、ゲストで参加できるイベントなども定期的に開催しています。フリードリンク付きで600円(2時間)から個人利用もできますので、ご興味のある方は、ぜひ一度VACANCYを体感し、小山さんとお話してみてください。


【今日の楽しく働く相棒】#02
 毎回コラムの最後に、楽しく働くためのツールをご紹介します。今日のアイテムは、『trystrams ペンケース スリムWAPO』です。

『trystrams ペンケース スリムWAPO』はペン軸の太さを選ばないフレキシブルさを持ち、3~4本の筆記具が入るので気に入っています。

 外出、出張、打ち合わせなど、自席以外で働くことが多いので、なるべくスリムなペンケースが便利です。自分の仕事・筆記スタイルでは3色ボールペン、黒のボールペン、赤のフリクションがあれば事足りるのですが、意外と少本数用のペンケースはありません。ペン軸の太さを選ばないフレキシブルさを持ち、3~4本の筆記具が入るペンケースは意外とないものです。いろいろ試しましたが、いまはこれを愛用しています。

防災訓練生.S
愛用の文房具は測量野帳。いろんな視点で、楽しい働き方や、便利な文房具の使い方などを紹介していきます。

《防災訓練生.S》

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