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ハーモニーは観てつくる?!「ハモる×はたらく=?」hamo-labo品川#5

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ボールを回していくワーク実験。
  • ボールを回していくワーク実験。
  • hamo-laboでは日々さまざまな実験を行なっています。
「目には観(かん)の目と見(けん)の目とがあるが、観の目をつよくし、見の目は弱くする。離れたところの動きをはっきりとつかみ、また身近な動きにとらわれず、それをはなして見ることが兵法の上で最も大切である。」

(五輪書 宮本武蔵著/鎌田茂雄全訳注:講談社学術文庫)

 あっ、どうも!hamo-labo所長の杉田です。アカペラグループINSPiでプロデビューして16年間「音楽ハーモニー」について考えてきたことを企業などの「組織ハーモニー」に応用する実験室「hamo-labo品川」。その活動実験レポートを月イチでお届けしています。

 前回はハモるために必要な3つのS

・Stand(自立して自律する)
・Sing(相手に届くように歌う)
・See(相手をよく観る)

 このうちのSingについて考えてみました。
打ち合わせは歌うように「ハモる×はたらく=? 」hamo-labo品川#4

 今回はSeeについてのお話です。

◆アイコンタクト

 よく「アイコンタクトが大事」って聞きますね。「ドーハの悲劇」のサッカー日本代表監督オフトさんがアイコンタクトという言葉を使ってから世間でもよく言われるようになりました。メンバーの連携が勝敗を決するチームスポーツにおいて視線を合わせることによる意思疎通が大切だと。また交差点などでもドライバーや歩行者のアイコンタクトが事故を防ぐと言われています。

◆職場でのアイコンタクト

 オフィスではいかがでしょうか。会議やプレゼンなどで発言する際には、そこにいるメンバー全員に目線を送るとよいと言われています。発言者があまり自分をみてくれないと、自分の存在を認めてもらえていないような気になってしまいますからね。「あなたに伝えたいメッセージなんですよ。」という想いをのせた目線に人は感じて応じたくなるものです。

 また相手の表情をみながら話すことで自分の発言が伝わっているか、理解できているかがある程度分かります。他にもいろいろな情報が目から得られます。相手の体調や気分がうかがえて、「ちょっと元気なさそうだから、少し柔らかい話題から始めよう。」など、周りに合わせた対応をとることもできるでしょう。やはり職場でもアイコンタクトは重要なのではないでしょうか。

◆動物としてのアイコンタクト

 一方で目を合わせて話すのも話されるのも苦手、という人もいるでしょう。本来動物にとって目が合ったまま離さないでいるのは、とても親密な関係性でない場合、威嚇の意味を持ちます。いわるゆる「ガンつける/ガンとばす」という状態ですね。いくら可愛くても、散歩中の他所の犬をジーっとみていたら向こうはこちらの視線をストレスに感じてしまうそうなので気をつけた方がいいみたいです。

◆ハーモニーとアイコンタクト

 それでは音楽としてハーモニーするためにはアイコンタクトは必要でしょうか。

 たしかに互いをみて息を合わせることはハーモニーする上で重要です。また一緒に演奏するメンバーが何か困惑した表情をしていた場合、音の置き場に迷っているということかもしれないので、こちらから相手の音に合わせていくことで解決したりします。

 ただ目線合わせることによる前述の「動物的ストレス」で無意識のうちに身体が緊張状態となり、声が出にくくなったり、音程がとりづらくなったりすることもあります。

 ですから演奏する際は、ときに互い目を合わせ、またときには観客に目線をおくる、はたまた目を閉じてみる、など自然にいろんな視線へ移り変わっていくのがよいでしょう。ただし、つねに他の演奏者の存在と、そことつながっていることを意識し続けることが大切です。ロックバンドなどでベーシストとギタリストが背中合わせで演奏しながら横目で互いの演奏を感じ合う、あれなんかは非常に音楽的なアイコンタクトだと思いますね。

◆「観る」と「見る」の違い

 不敗伝説を残す武芸の達人、宮本武蔵さんは冒頭のとおり「観る」と「見る」を分けて考えています。

「離れたところの動きをはっきりとつかみ、また身近な動きにとらわれず、それをはなして見る」

とは言い換えると

「相手の心や気をつかめ。目に見える表面にとらわれず、その奥にあるものを観よ」

 昔から武道の世界では「観」を重要なものとして「観は心で聞く」と言ってきたそうです。

『真のハーモニーのためには、表面的なことに囚われず、相手の心の本当の音(本音)を聞くべし。』

 そんな武蔵さんからのメッセージはビジネスの現場や人生のさまざまな場面でもきっと有効な教えになるのではないでしょうか。

 音楽も組織も、本音を聞き合うことが肝要です。あなたには周りの本音がきこえますか。あなたは周りに本音を伝えていますか。

「観る=心で聞く」ことは「兵法の上で最も大切である」、なのです。

hamo-labo品川#5 概要
2018年2月28日
コクヨ 東京ショールーム(品川)にて

参加メンバーさんの所属する会社(50音順)

株式会社GYAO
銀座一徳
コクヨ株式会社
株式会社Dazzle creation
株式会社日本政策金融公庫
株式会社場活堂
株式会社プロジェクトアドベンチャージャパン
三菱重工業株式会社
リコージャパン株式会社

INSPi 杉田篤史
アカペラグループINSPiリーダー
様々な社会組織における人々の調和を考えるワークショップhamo-labo主宰
NPO法人TOKYO L.O.C.A.L 理事

《INSPi 杉田篤史》

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