紙を綴じるといえば…文具好き必見クリップ8選
紙を綴じるもので最近なにかと話題のステープラー(ホッチキス)。ところが、同じ機能でも「クリップ」が話題になることは、ほとんどありませんよね。そこで、今回はゼムクリップを代表例に、さまざまなクリップの進化を紹介したいと思います。
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また、2010年頃からは針を使わないステープラーも一般的になってきて、最近では針を使わず、穴もあけないプレス式の針なしステープラーも話題になっています。
それに比べて、紙を綴じるという同じ機能でも、「クリップ」が話題になることは、ほとんどありませんよね。しかし、実はクリップはステープラー以上に機能が高められてきており、進化を続けているものがたくさんあるのです。そこで、ゼムクリップを代表例に、さまざまなクリップの進化を紹介したいと思います。
◆クリップといえば、この形。一般的なクリップあれこれ
圧倒的な安さで人気を博している、クリップ界の王様「ゼムクリップ」。1890年頃、イギリスのゼム・マニュファクチュアリング・カンパニーが発明したといわれています。針金を曲げて作るというシンプルな構造のため、いろいろな形のバリエーションが発売されています。たとえば、コクヨが地域限定で販売している「びわこクリップ」。県の形に変形されており、2015年4月のイベント「コクヨハク」でも人気の1品だったとか。
ハンドル部分の穴が、目玉のように見える「目玉クリップ」をご存知の方も多いはず。この穴をフックに掛けたり、ひもを通したりして、綴じた紙をつるすことができます。派生系として、山形クリップ、バチ型クリップがあります。
また、横から見た姿がアルファベットの「W」に似ているので、「ダブルクリップ」と呼ばれるクリップもよく知られているのではないでしょうか。サイズが豊富で、つまみ部分を折り返しておくと紙からはみ出さないことが特徴です。この3つは、ご存知の方が多いでしょう。
次のページでは、文具好きなら押さえておきたい最近のクリップ事情を紹介し、inspi編集部直伝の「クルップ」活用法を伝授します。