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作業用ハサミの地味な進化~カタチと機能のステキな関係~

 画期的な新機能や華々しさはないけれど、地味に進化している定番文具をとりあげるこのコラム、今回のテーマはハサミ。

文房具
作業用ハサミの地味な進化~カタチと機能のステキな関係~
  • 作業用ハサミの地味な進化~カタチと機能のステキな関係~
  • ハサミ〈エアロフィットサクサ〉の商品特長
  • エアロフィットサクサ
  • ガムテープもスパッと切れる
◆謎の模様

 さて、ここまで本体を観察しながら各々のカタチに込められた機能を解きほぐしてきたけれど、どうしてもわからないことがひとつ残っている。それは、片方の刃に刻印された「謎の模様」だ。定規を当ててみると5mm間隔であることはわかるが、現実的にここで何かを測ったりはしないように思う。あるいは、刃の補強など構造的に必要なものだろうか? だとしたら、もう一方の面にないのはおかしい。

 一般の方にはまったくどうでもいいと思われる問題だが、好事家の間ではかねてより議論の的となっており、私もなかなかコレだ!と思う答えにたどりつけずモヤモヤとした日々を送っていた。よって、今回のコラムを書くにあたり、長年の疑問に決着をつけるべく、思い切ってコクヨの開発担当者に直接質問をぶつけてみることにしたのだ。

 そこで明らかになった衝撃の真実は、次回に!…と引っ張るほどポップな話題ではないと思うので、さっそく得られた回答を紹介しよう。曰く、「ある意味では機能があり、ある意味では機能がない」とのこと。

 ん?どういうこと?ともう少しつっこんで聞くと、どうやら次のようなことらしい。「エアロフィットサクサは、その構造上、刃が通常のハサミよりも太くなっている」「それにより、見た目のシャープさに欠け、ややボテッとした印象になるのが気になった」「そこで、少しでもシュッとさせるため、デザインとして溝をつけた」「そのため、溝は刃が太い根元ほど長く、先端に行くほど短くなっている」「どうせ溝をつけるのであれば、切るときの目安にもなるように5mm間隔にした」

 そ、そ、そーだったのかー!だから持ったときに見える側の刃にしかないのね、と納得した。言われてみると、模様がない側よりある側の方がシュッとして見える…気がする。なんとなく。興味のない方にとってはさらに何それ?という結論になったようにも思えるが、私は長年の謎が解けてスッキリした。ご回答いただいた開発担当の方、ありがとうございました。

《ヨシムラマリ》

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