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聞き手の決断を促す3つの背中の押し方とは

プレゼンの内容に納得しても、なかなか決断しない人もいるでしょう。そういった相手の背中を効果的に押す言い回し3つ。

ピックアップ
相手の背中を押す効果的な言い回し<早い者勝ちだと伝える>
  • 相手の背中を押す効果的な言い回し<早い者勝ちだと伝える>
  • 相手の背中を押す効果的な言い回し<決断を鈍らせる要素を指摘する>
  • 相手の背中を押す効果的な言い回し<スタートのワクワク感を伝える>
 こんにちは。コクヨの下地寛也(しもじかんや)です。プレゼンのコツをお伝えするこのコーナー、33回目。

 プレゼンの内容に納得しても、なかなか決断しない人もいるでしょう。そういった相手の背中を効果的に押す言い回しを3つお伝えします。

早い者勝ちだと伝える



相手の背中を押す効果的な言い回し<早い者勝ちだと伝える>

 先手必勝という言葉がある通り、周りの人が気づく前に始めた人が勝つのは世の常でしょう。

△:「できるだけ早く始めましょう」
◎:「結局、早く始めた人が勝つんです」


 早く始めれば、戦略を立てる時間もあるし、有利な場所もおさえられる。社内であれば予算や人材の確保もしやすいはず。

 早く始めれば、仮に失敗したとしてもリカバリーする時間も取れるわけです。結果、スキルを身につけられ、まわりから一歩抜きん出ることができるわけです。

 ところが多くの人は面倒くさい、後からでもいいかなと思ってすぐには始められないものです。

「まわりがそう思っている間に、サッサと始めて差をつけましょう。寝た子は起こさず、そっとしておきましょう」というニュアンスで伝えましょう。

 言い方としては、このような感じです。

・「皆が知らないうちに覚えてしまって、まわりを驚かせましょう」
・「人気が出る前に主要なところを押さえてしまうといいのです」


 早く始めるといいというのは誰でもわかっていることですがあらためて言われると聞き手も「早く始めた方がやはりいいかな」と思ってくれるでしょう。

決断を鈍らせる要素を指摘する



相手の背中を押す効果的な言い回し<決断を鈍らせる要素を指摘する>

 決断するための材料をいろいろ提示して、その内容にはことごとく納得してくれているのに、なかなか最終判断をしてくれない人はいるものです。

 そういった人は、「まだ何か引っかかるものがある。自分でもよくわからないけど漠然とした不安があるんだよなあ」 と思っているものです。

△:「ほぼ、ご理解いただけたかと思います」
◎:「決める上で、まだいくつか不安があると思います」


 そんなときにプレゼンターの方から、「まだこの部分に不安があると思います」と指摘してもらえると、「この人はそこまでわかってくれているんだ! 同じような不安を持った人を何人も見てきたんだな」と安心してくれるでしょう。

 たとえば、「上司は納得してれるだろうか」「予算はずっと確保できるだろうか」「すぐに壊れないだろうか」「忙しい中本当にできるのだろうか」、これらが引っかかるものです。

 そこをズバリと指摘して、不安を解消するヒントを示せば、決定をうながす重要なボタンを押したことになるでしょう。

 例えば、このように言ってみましょう。

・「多くの人が上司は理解してくれるのかなと不安になります」
・「これだけ動かして壊れないかなということが気になりますよね」


スタートのワクワク感を伝える



相手の背中を押す効果的な言い回し<スタートのワクワク感を伝える>

 経験したことがない取り組みを始めるときは、不安と期待が入り混じった複雑な感覚になるものです。

 その感覚をポジティブな方向に持っていく方が、聞き手も決断しやすくなります。

△:「さあ、始めましょう」
◎:「さあ、ゲームを始めましょう」


 これから始まる新しい経験を「ゲームなどのワクワクすることに喩えて」伝えましょう。これは楽しそうなこと、辛そうなこと、どちらにも使えます。

 ゲームには、様々な困難や難しい局面もありますが、その中を進んでいくのが楽しいわけです。

 同じようにこれから取り組む楽しい経験、辛い経験も、そのプロセスを楽しみましょうという投げかけになります。

 聞き手は「まあゲームとは、ずいぶん違うな」と思いつつも、「そのように前向きに解釈する自分も嫌いではないな」と一人合点するでしょう。

 ワクワク感を伝える方法として他にこのような言い方もありますよね。

・「さあ加藤さん、今から加藤劇場の幕を開けましょう」
・「これからジェットコースターのような体験になるでしょうね!」


 せっかく、取り組むならポジティブにという姿勢で聞き手の背中を押してみてください。

プレゼンの語彙力 おもしろいほど聞いてもらえる「言い回し」大全
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《下地寛也》

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